倒産の自己診断

倒産の最大の問題点は、「自己判断ができないこと」です。
わたしに相談に来られる方の大半がご自分の会社の「経営状態」(主に「財務状態」「資金繰り状態」)を正確に把握してはいません。

「まだ大丈夫だろう」
「もうダメかもしれない」
「判らないので判定してください」

など、自己判断ができない方が多いものです。

倒産の自己診断(質問項目)

倒産の自己診断の大項目は、以下の三つに分かれます。

  • A:債務超過
  • B:資金不足
  • C:将来不安

上記について合計6つの質問項目を用意しました。
それぞれの質問項目に三択で解答してスコアを出し、さらにその合計を出してください。
結果は、「倒産の自己診断(自己評価)」で判定してください。

A :債務超過

質問項目選択肢スコア
A-1債務超過の度合債務超過が年商の25%未満1
債務超過が年商の26~50%2
債務超過が年商の51%以上3
A-2債務の内容金融債務(連帯債務)だけだ1
買掛、未払債務もある2
税金、社会保険の未払いもある3

B: 資金不足

質問項目選択肢スコア
B-1資金の先行き半年後の資金に不安がある1
三か月後の資金はあるがその後は判らない2
今月、来月の支払い資金はあるがその先は判らない3
B-2資金調達できるか不足資金は銀行からの融資で調達できる1
不足資金の調達に苦しんでいる2
不足資金の調達ができそうにない3

C: 将来不安

質問項目選択肢スコア
C-1業界と自社自社だけが縮小傾向だ1
業界も自社も縮小傾向だ2
業界も自社も縮小傾向だ3
C-2自社の先行き三年後までもつかどうかが心配だ1
一年後までもつかどうか心配だ2
半年後までもつかどうか心配だ3

倒産の自己診断(自己評価)

合計スコアクライシスレベル対応方法
6以下倒産の可能性は低いです事業継続が可能です
7~10【予知倒産】の可能性があります回避に向けて対策してください
11~14【予知倒産】に直面しています倒産処理を検討してください
15以上ほとんど【切迫倒産】の状態です直ちに倒産処理に入ってください

この「自己診断」は完全ではありませんが、当事務所に相談に来られた方々の傾向から導き出しましたので「確度は高い」とご理解ください。

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