倒産について知りたい
2023年10月16日

倒産を考えたことがありますか?(才藤 投稿)

当時のある記事を読み返していると、今回のタイトルがそれであった。
内藤明亜事務所のはじまりのきっかけは実体験を基に「倒産するとこうなる」(明日香出版社1995/10/1)を出版したところ、当時は反響が物凄くあり問い合わせが殺到したので経営危機コンサルタント(当時は倒産コンサルタント)として個人事務所として開業することになった。

数えてみると今年で28年目ということになるようだ。
この記事を見て‘経営危機’についてどう向き合うか改めて思うことして、まずは危機にどう対応すべきかについて実に無知であるかということの認識から始まる。
余談だが、自分が身をもって経験したことでいうと、本当の危機に直面すると思考停止までとは行かないが何をどうして良いのか分からず思考力が落ちて冷静さを失い、なにから手をつけて良いのか、方向を見失っていたことを思い出すのだ。

例えば、車の免許を取得する時には、事故を起こしたら・起こされたらどう対応するかについてはおおまかには下記のとおりだろう。
(1)ケガ人の救護と現場の安全確保(即、救急車の手配も)
(2)警察へ事故発生を報告
(3)加害者または被害者と情報交換・証拠保全
(4)警察の調査に協力
(5)保険会社に連絡
(6)ケガがなくても念のため病院へ
交通事故を起こした場合の対応と注意点について
・現場からは立ち去らない
・事故現場で示談しない 等

事前に学んで知っておかないとパニックに陥り被害が拡大する恐れがある。しかし準備や学習して備えがあれば最悪の事態は回避できるのだ。そうであっても平静を保つのは大変なことであることはいうまでもない。だからこそ、備えと準備は大事だろうと思う。

さて、会社が経営危機に直面した場面ではどうだろうか。
もし、不渡りをだしたら、資金ショート時には、どう対応したらいいのか、といった初歩的な対応ノウハウがあるのか、ないのかのか。
自問自答していただきたい。
もしないのなら、それを得ることから始めようと言いたい。
経営危機に直面している場面では重圧感からパニックに陥り、正確な判断力を失っていることもあるが、じつは相談する相手がいないことも一つの大きな要因になっているだろう。

最も頼れる相談相手して弁護士があげられるが、経営者目線で相談にのってくるのか疑問であるし、当たり外れがあったり得意不得意分があったりということもあるが、相談相手どころか何も知らない事をいいことに商売にされてしまうなんてこともあり得る。
良い相談相手の見極めは基準があるわけでもないし非常に難しいことだと思う。
私の経験でいうと、当時そろそろ会社が危ないと感じ始めて相談した相手は税理士、心許せる友人、次に紹介してもらった弁護士らであった。

残念ながらそのうちの誰もが相談相手としては満足のいくものではなかった。
困り果てて探し回り、ある日たまたま内藤明亜事務所のホームページを見つけた。
何度ホームページを読み返しただろう。そこには求めていることが多くあったし、本人が経験者であり、自分たちの味方になって一緒に闘ってくれるのはもしかしてここだと直感を信じて相談に行ったのを思い出す。
もう何日か行動が遅れていたらと思うとぎりぎりのタイミングで良い相談相手と巡り会えたと肝を冷やす思いと同時に感謝しかない。
この分野の相談先が世の中にはありそうでないのだと、そしてこの社会には必要な存在だという思いも芽生えたこともあり、現在は協働者として活動させてもらっている。
内藤先生と同席して対応した依頼人の生の声としてはやはり、当事務所のような相談先がなかなか存在しないというのが実情だと聞く。しかし、どう広く認知してもらえるかの特効薬はないのが現状だ。我々を見つけてもらうしかないのである。

さて、私共の最大の特徴は分かり易く言うと、経験者であること。経験者であるので依頼人の気持ちを本当に理解でき、寄り添った相談対応が出来ることだ。危機に直面した経営者と同等の目線でありながら客観的な視点も持ち合わせた助言ができるのは経験者ならではの強みでもあると言える。

相談件数は1000件以上あり、その実体験を基に蓄積された実効性のある対応のノウハウがある。それらは経営危機管理にも生かされると自負をしている。

危機管理、何の危機であれ事前にそれについて知っておく、対応策の準備しておくことで生かされるのだ。

危機に陥る前に相談に来ていただきたいと切に思うのだ。

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