※ このエントリーは、2009年2月6日に旧ブログに掲載したものの再録です。

泡坂 妻夫さん(あわさか・つまお=推理作家、本名厚川昌男〈あつかわ・まさお〉)三日、急性大動脈解離で死去、75歳。
それほど熱心な読者ではなかったが、紋章上絵師が本業で手品が趣味だったというバックグラウンドどおり、トリッキーな作家でした。
ご冥福を心からお祈りします。

このペンネームは〝アナグラム〝です。
[あつかわまさお]のこのひらがなの順列を替えて、[あわさかつまお]にしたのです。

わたしも一時このアナグラムに凝って、人の名前を見るとつい順列入れ替えをはじめてしまうという習慣がありました。

以下はわたしの傑作ベストファイブです。
 竹田牧子(たけだまきこ) → 「猛き真蛸」(たけきまだこ)
 三井則夫(みついのりお) → 「罪、お祈り」(つみおいのり)
 高橋景子(たかはしけいこ) → 「墓石、こけた」(はかいしこけた)
 今野優(こんのまさる) → 「猿の××コ」(さるの××こ)
 丘紀子(おかのりこ) → 「過去の澱」(かこのおり)

この今野さんはうちに帰って奥さんに見せ、「おれは、こんな名前を持って三十何年も生きてきたんだ…」と、しばし考え込んでしまったと述懐されていました。

内藤明亜(ないとうめいあ) → 「愛、埋めないと」(あいうめないと)