倒産処理は、ほとんどの依頼者は財産のほとんどすべてを供出することになるのだから、この処理によって得られる利益は存在しない。
ということは、(成功)報酬もあり得ないことになる。それを設定するという考え方そのものが考えられないことだ。
百歩譲っても、着手段階で報酬も込みにする、といってくれれば理解はできる。

そもそも、弁護士にとって倒産処理はあまり食指の動くような仕事ではないようだ。
勝つか負けるかの勝負というわけでもなく、大きな報酬が期待できる案件でもない。依頼者はほとんど破産してしまうのだから、その先のお付き合いはほとんど期待できない仕事ではないのだろう。
紹介をうけて、(半ばいやいや)乗り出す仕事か、何も知らない依頼人から法外の報酬を得たいがために受ける仕事のようだ。

稀に、小規模零細企業の役に立ちたいという弁護士もいるにはいる。わたしが見る限り、そのような弁護士は10%もいないと思う。