元事業経営者にして倒産経験のある内藤明亜の、倒産と闘う!ためのWebサイトです。
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経営危機に陥る経営者の肖像

このごろの依頼人の傾向 ① 経営意欲が減退している

以前の依頼人(相談者)は、〝なにがなんでも倒産させたくない〝という意欲に満ちていた方が多かったように思う。

わたしから見て、事業の継続は到底できないような財務状態で、一般管理費をどう削っても営業利益をだすことができないことが一目瞭然であっても、〝倒産は避けたい〝という意欲を示す依頼人が多かった。
そういう依頼人には、このまま事業を継続すると必ず資金不足(資金ショート)が起こり、その後にどのような事態に至るかを諄々と説明し、倒産についてのいわれのない恐怖感を取り除き、事業の継続意思を断念していただくことに汲々としていた。

このごろは、シビアな経営環境に疲れ果てて、〝早く楽になりたい〝という意思を明らかにされる方が多くなっているように思う。

違法事業と納税

やや北西の半島にある国から、〝パチモン〝と呼ばれるブランド品のイミテーションを仕入れて販売している会社から経営危機相談を受けたことがある。

店舗はなく、雑誌に広告を出して受注する通信販売と、ネット・オークションだけで販売していた。
地方都市にあった会社は、マンションの一室で、きちんと仕分けされた棚にはパチモン商品がたくさん並び、一隅には簡易な撮影スタジオがセットされていた。
社員はいない。学生のアルバイトが常に2~3人いるだけの、殺伐とした会社だった。
ネット・オークションには廉価で出品し、想定していた価格より入札価格が上がらないと深夜に設定した締め切り時間に、別のIDで入札して低価格落札を妨げることをアルバイトたちが黙々とやっていた。

勇気と想像力とサム・マネー

チャーリー・チャップリンの『ライムライト』の中のせりふですね。
カルヴェロがテリーを励まそうとした言葉です。

このせりふは、実にさまざまに誤って記憶されているようなのです。
勇気と想像力とサムマネー
勇気と希望とサムマネー
夢と希望とサムマネー
夢と勇気とサムマネー
愛と希望とサムマネー、などなど。
わたしは、「愛と勇気とサム・マネー」と憶えていました。

頭に「人生で大切なものは三つある」というせりふがつくと記憶している人も多いです。
正確には、以下です。

「Yes, life is wonderful, if you’re not af

ポジティブ・シンキングへの疑問

プラス思考といい、ポジティブ・シンキングといい、よいところばかり見ようとする考え方に大いに疑問がある。

〝勝負には勝てなかったけど、ファインプレイがあったからよしとする〝
〝いいプレイはできなかったけど、オーディエンスに受けたからいいや〝
〝自己暗示をかけると幸せでいられるから、ミスがあっても気にしない〝

これらを経営レベルで考えると、
〝利益は上がらなかったけど、社員が喜んでくれたからよい〝
〝欠損は出したけど、お客さんに受けたからよしとしよう〝
〝会社に活気があるから、営業成績なんかどうでもいい〝
のようになるのだろうか。

クライシス・マネジメントの立場からは、こ

改竄(かいざん)されていない決算書は見たことがない

全くというわけではないが、七百五十社ほどの経営危機に陥った経営者とお会いしてその会社の決算書を見たが、改竄されていない決算書は2社しかなかった。
この2社も一切を税理士に任せてあるので、自分で改竄を求めたことはないということだが、その税理士が改竄していたかどうかはわからないのであるが。
それにしても2/750社。0.266%。これでは[なかった]と言えるだろう。

これは小規模零細企業にかかわる習慣として、最も悪いものだとわたしは思っている。

なぜか。
決算書に欠損が出ていると、金融機関の対応が変わるのだ。もちろん悪くなる。新たな融資はしてくれなくなる、あるいは融資を引き上げる。
公共事業を請け負っている業種

あるIT企業の破綻の経緯

インターネットを活用した事業を始めた事業家がいた。
今風に言えば、〝ウエブに特化したIT事業家の起業〝ということになるのだろう。
その経営者個人を特定されることを避けるために、事業内容は記さない。

三十歳台半ば、脱サラで既婚子どもが一人いる。
ウエブでの事業なので、大きな初期投資は必要とせず100万円程度の自己資金で社員は三人、小さなマンションの一室でスタートした。
事業は順調に推移し、売上も利益も少しずつ拡大していった。

二年目に事業拡大を目指し、ウエブ上での話題づくりを展開した。
その効果があったので、知名度は上がり売上も増加していった。
思いがけない影響もあった。
ベン

経営危機に陥る経営者たちの肖像

七百人を超えた相談者たちのほとんどは経営危機に陥った人たちだった。

その経営者たちに共通する因子は何か。

・経営に対する考え方。
・事業モデルの把握。
・事業と経営に対する比重。
・経営者の嗜好や志向。
・経営に関する指針の持ち方。
・人事に関する置かれている立場と育成方針。
・資金調達に関しての基本方針と金融機関との対応の仕方。

いくつかの明確な手ごたえを元に、その肖像を明らかにしたい。と考えている。

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