元事業経営者にして倒産経験のある内藤明亜の、倒産と闘う!ためのWebサイトです。
What's new

小規模零細企業経営学の試み

事業経営の二律背反(アンビバレンツ)

事業経営は[工学(エンジニアリング)]か[投機(ギャンブル)]か、という命題がある。

基本的姿勢として安全確実を科学的に追求する経営が[工学]。
成功するか失敗するかの偶然性をも受け止めて経営するのが[投機]。

結論なんかあるわけはない。
事業経営者が[工学]として事業をするか、[投機]として事業をするか、の違いにすぎないのだ。

なかには、経営者は投機と位置づけていながら、役員や社員に対しては工学だと思わせている経営者がいる。
また一方では工学と思いながらも、役員や社員には投機だと思わせて鼓舞するような経営者もいる。
[CEO]と[COO]の関係にこのような連関を見ることは多い。

生き残れる経営者像は

『 最も強いものが生き残るわけではなく、
最も賢いものが生き残るわけでもなく、
唯一、生き残ることがができるものは
変化できるものだ。 』

It is not the strongest
of the species that survives,
nor the most intelligent that survives.
It is the one
that is the most adaptable to change.
Charles Darwin

チャールズ・ダーウインの言葉と伝えられているものだ(どうやらダーウインの著作にあった言葉ではなく、後年の創作

事業経営の本義。経営〝危機管理〝コンサルタントの視点

先に、[経済的な成功を事業の醍醐味(目的)とするのは、それは誤りではないか]と書いた。
誤解を招きそうなので、少し補っておく。

わたしは、利益を出さなければ(出せなければ)事業経営をする意味はない、と考えている。
経営コンサルタントとして、わたしが顧問をしている契約先に対応するときは、必ず利益が出せるように最大の配慮を払っている。

ただし、その利益を〝無限拡大〝させることには大いに疑問を持っている。
と言って、その可能性が、まったくないとは思っていない。
先駆者利益に与れるような機会である。ときに、そのような商品やサービスに遭遇することはあり得るとは思っている。事実、今までに一例だけ経験したことがある。 <

事業経営の醍醐味

事業経営の醍醐味というのは、一に[事業の成功]であり、二に[経営の持続]だと思う。

決して[経済的な成功]が第一義ではないと思う。

経済的な成功を事業の醍醐味(目的)とするのは、それは誤りではないか。
もちろん、結果としての経済的成功は否定しないが、それを第一義的な目的とすることに疑問を持っているのである。

事業は永遠ではない。事業には必ず衰退期低迷期はあり、永遠に成長安定を続けることはない。
経営は、商品やサービスを安定供給する必然や、雇用を維持する必然などから、これを持続させることを目的化することは充分に必要なことと考えている。

よって事業はさまざまな体質改善をしながらも、経営は持続させることが事業経営

小規模零細企業経営学の試み

いわゆる[経営学]は大企業(もしくは株式の上場や公開を目指した企業)にためのものである。
というよりも、正確には大企業のためにしかないと思われる。

その内実は、組織論であったり、人事活用論であたったり、金融論であったり、株式の上場論であったりで、数人の企業や年商一千万円ほどの企業にとっては有用なものではない。
株式の上場や公開の可能性のない(あるいはその意思のない)、必ずしも大企業になることを求めていない小規模零細企業経営にとって、学問として(というのが大げさならば、指針となるような)経営学とはどのようなものか。

この場合、事業と会社を無限に拡大する[拡大志向のもの]と、倒産の憂き目を見ない[現状維持志向]の二つの方向性はあり得る、と

« 1 2
PAGETOP
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.