元事業経営者にして倒産経験のある内藤明亜の、倒産と闘う!ためのWebサイトです。
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小規模零細企業経営学の試み

絶対に倒産しない(倒産させない)方法はあるか?

※ このエントリーは、2012.12.1.に作成したものだが、より判りやすくするために2017.4.3.に修正した。

〝絶対倒産させない〝というアプローチをしているコンサルタントがいるらしい。
〝絶対に倒産しない方法がある〝というアプローチも見たことがある。

果たしてそのようなことがあり得るのか。

わたしの観測では、絶対にない。
あり得ない。
あり得べからざることだ。

経営状態の悪化が一定のレベルを超えると、倒産を回避はできなくなる。
その段階になると、債務(買掛金、未払金、、借入金)がどんどん膨れ上がるから、毎月それらの支払いや返済や利払いに追われることになる。
すなわ

倒産に至るプロセス(過程)、フロー

※ このエントリーは、2012年12月15日に作成したものだが、より判りやすくするために 2016年11月13日に修正をした。

800件を超える経営危機相談を経て、わたしは倒産に至るプロセスは以下のようになると捉えている。

[第一ステップ] 【経営不安】 回 復 可 能 状 態 
↓ ↑     ↓ ↑
[第二ステップ] 【経営危機】 不安定経営危機状態
↓       ↓
[第三ステップ] 【倒産状態】 回 復 不 能 状 態

下から、毎年、廃業していく会社が約6%。これが第三ステップの回復不能状態。
利益が上げられずに納税ができていない欠損法人が約70%。これが第二ステップの不安定

倒産の判断はいつするのか ② (半年早ければ…)

※ このエントリーは、2016年2月15日に作成したものだが、正確を期するために2016年9月15日に修正を行った。

先に、『倒産の判断はいつするのか ① (倒産時の二つの様相)』を書いた。
そこでは、
◆【切迫倒産】最後までがんばるタイプ(希望の少ない倒産)
◆【予知倒産】少し早めに諦めるタイプ(可能性の残る倒産)
の違いについて触れた。

ここでは、◆【切迫倒産】最後までがんばるタイプ(希望の少ない倒産)に起きがちな問題について触れる。

倒産の判断はいつするのか ① (倒産時の二つの様相)

※ このエントリーは、2013年8月1日に作成したものだが、より判りやすくするために2016年9月15日に三度目の修正をした。

倒産するかどうかの判断は、簡単なものではない。
「あぁ、もうだめだ」とさじを投げる経営者もいれば、「なんの、まだまだ」と最後の最後までがんばる経営者もいる。

当事務所に相談にこられる方は、「最後の最後までがんばって、ついに力尽きたとき」がその時だ、とおっしゃる方と、「このまま続けていても可能性が少ないので、被害が少ない段階で相談に来ました」という二派に分かれる。

◆【切迫倒産】最後までがんばるタイプ(希望の少ない倒産)
◆【予知倒産】少し早めに諦めるタイプ(可能性の残る倒産)

【切

商工ローン(ヤミ金)は、いま…

利息制限法と出資法が改正され、2010年に完全施行されてから、商工ローンやヤミ金は表立っての活動はほとんど見かけなくなった。
この改正で、年率20%以上の金利をとると刑事罰の対象になることになったためだ。

それまでは、
・ヤミ金はトイチ(十日で一割)
・商工ローンも年率30~50%
・サラ金も年率30%前後
・一般的なクレジットカードも年率20%以上
という、今から見れば信じられない水準で営業していた。
そのツケが[過払い利息返還請求]という形で逆襲されているわけだ。

それでは、ヤミ金や商工ローンはなくなったのか、というと同様の利息水準で営業しているところは、まだある。

抵当権と根抵当権

この二つは法律論的にはいろいろ複雑な問題があるようだが、金融機関と中小零細企業の債権債務問題で理解するには、以下のことを踏まえておけばいいだろう。

例として、3,000万円を自宅不動産に抵当権(根抵当権)を設定して借りた場合で考えてみる。

[抵当権]の場合は、いつどこで返済するかを明記しなければならず、厳密性、あるいは拘束性という意味では、シバリが強い。
例えば、100万円返済したいとすると、金融機関は原則的にそれには応じることなく、応じるとしたら3,000万円一括で返済し、その上で2,900万円の貸付を行うことになる。それができた場合には、金銭消費貸借契約書は3,000万円を2,900万円に変えて新たに作成しなければならないし、前の抵当権を抹消

小規模零細企業の経営者の悩み ④[相談相手] 会計士に経営がわかるか

会計士とは、公認会計士と税理士の総称だという。以下、会計士と呼称させていただく。
この会計士は、果たして頼りになる存在だろうか。

事業経営者にとって、決算税務をやってもらうので会計士は経営がわかっていると思いがちだ。
ついつい経営に関する相談をしかけることが多いはずだが、満足のいく回答を得たことはあるのだろうか。
わたしは、十五年にわたる経営経験の中で、会計士を何回か替えたが、経営に関しては役に立つ意見を聞いたことはない。

そもそも、会計士になろうという気持ちを持っているということは、経営志向とは正反対のモティベーションだと思う。
具体的に言うと、会計士は、自らを経営の真ん中に置いて[資金繰り]、[人材育成]、

小規模零細企業の経営者の悩み ③[相談相手] 役員や社員はイエスマン

よく経営者への箴言として、[イエスマンを置くな]といわれている。
もちろん、イエスマンばかりではよろしくないことは言うまでもないが、逆にイエスマンが一人もいなかったら事業経営は困難になる。

この問題を考える場合に留意しなければならないことは、[会社の仕事]と[会社の運営]を厳密に分けて考えなければならないとうことだ。

[会社の仕事]に関しては、おおよそほとんどの会社が売上至上主義で利益無限追求の、〝拡大再生産〝を志向しているので、これはイエスマンの存在が大きく、経営者が提示した会社の方針に役員や社員に水をかけられたのでは運営はし難くなる。

一方で[会社の運営]に関しては、売上の量や利益を超えて、縮小や方針転換など会社の存続を決定づけ

小規模零細企業の経営者の悩み ②[相談相手] 経営者団体の相談担当者が頼りない

経営者団体は果たして頼りになるか。

わたしは、地方経営者団体(商工会、商工会議所、法人会)や地方同業者経営者組織(同業界団体)から[講演]や[相談会]、[勉強会]などに招かれることが多いのだが、おおよそのところは頼りないのが実情である。
もちろん、頼りになる団体もあることは承知しているが、めったに遭遇しないというのがわたしの印象だ。

なぜか。
その原因は、そうした団体の担当者は経営経験がないものが多い、という一点にかかっているのではないか。と捉えている。

経営相談は、経営経験のある人が対応した方が有効であることは自明だろう。
ところが、地方都市などの経営経験の豊富な人は、おおよそその地方の成功者で、名士だ。そ

小規模零細企業の経営者の悩み ①[相談相手] 相談者がいない

小規模零細企業の経営者にとって、事業運営上の悩みは尽きないものだ。
・決算(利益が出ない、売価の上昇、原価の圧縮、一般管理費の圧縮)
・リストラクチュアリング(雇用の維持、一般管理費の圧縮)
・資金(融資)問題(仕入資金、設備資金、運転資金)
・経営手法や会社運営手法、などなど。
ヒト・カネ・シクミに関わる悩みはさらに多岐にわたる。

しかし、これらの相談相手に恵まれている経営者は少ない。
・地方経営者団体(商工会、商工会議所、法人会)
・地方同業者経営者組織(○○業界団体)
・会計士(公認会計士、税理士)
・経営コンサルタント
・社内の役員は社員、などな

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